6.公園

名曲・代表曲揃いのこのアルバムの中でも幾分地味な存在感の曲。
そのイメージは果たして、ヘビーさとはかけ離れた軽快なリズムからか?(ここでもベンジーの素晴らしいアコギのリズムが聞ける)
そう考えると曲想としては後の「ライラック」やシャーベットの跳ね回る子供のような軽快さの前触れのようにも思える。
さらにイントロのダメ押しのようなブレイクは「脱落」の原型とも言えなくはないか?


いずれにせよ、さして歌うことがない、というかのようなベンジーの歌詞の主題が実はLOU REEDの名曲「Perfect Day」と同じであることは特筆しておきたい。
特別な日、幸せな日にふと表れる日常の闇や虚無感。