スタスキー&ハッチ/トッド・フィリップス


何でビデオ・スルーやねん!!な一品。
もうこのベン・スティラー人脈のコメディ俳優は日本では完全に好事家専用ということか。。。
もったいない。実にもったいない。
これとかテレビCMうってさ、カーチェイスとかダンス・バトルとかで売ってさ、とか。。
出来ないものかね、全国公開。
最初からもう、この手の映画を、俳優を普及させて市場価値を生み出そうという気がないのだ。
映画館でみたいじゃないっすか、こういうのは。ポップコーン片手に。


本作もウィル・フェレルの「俺たちニュースキャスター」も、アメリ喜劇俳優の間で70'Sが流行っているのか。
ドッジボール」のスティラーの髪型しかり。。。これは嘲笑の対象だけど。
まあ、色々な境遇が、70年代リヴァイバルな感じなんでしょうかね、今のアメリカは。
で、アメリカ70年代のTVドラマのリメイクということを置いておいて、このコメディの王道な凸凹コンビの懐かしさ…実は私の世代だと志村けん加藤茶に突き当たってしまう。
最近、あらゆる局面で幼い頃のお笑い体験が思い出されることが多かったりする。


ベン・スティラーオーウェン・ウィルソンのコンビは本作が最高かも。
ここまでガッツリと二人で組むのは意外と珍しい?
だからこそ、劇場公開させなくてはならなかった気がするんだが。。。
周りはいつもの人脈で、この人また出てるよ、とかをチェックするのも映画を観る悦びの一つだと思う。
ジェニファー・アニストンをゲットしたらしいヴィンス・ヴォーンが悪の親玉。
ウィル・フェレルはちょいっと出てきて、一番笑わせてくれる。
で、何より驚いたのがスヌープ・ドッグが本人パロディみたいな悪党役で出てきて、しかもクレジットがスティラー、ウィルソンの次、という重要な役で、パンツ一丁にされたり、70年代なP−ファンクな衣装を着させられたりして、かなり無理やり活躍しているので、ヒップホップ・ファンも必見なのかもしれない。