2006-01-01から1年間の記事一覧
クアトロはいつものO-Eastより狭くてステージに近い。 対バンが二つということで、略式バージョン。60分。 そうアナウンスされた瞬間に、7月のO-Eastに行くことを決めた。 面影ラッキーホール。 以前から「音楽ぎらい」は聴いていたものの、一体どんな風貌…
なんちゅうーか、異様なまでの気迫が全編のテンションを一切下げずに駆け抜け、大いなる無駄が無駄というポップアートにきちんと昇華されているようで、それでも馬鹿馬鹿しさに徹底し、締めるとこは締めたかった後半の展開がやや重苦しいものの、原作を読ん…
決まりました、この夏のバウス爆音上映。 http://boid.pobox.ne.jp/contents/surf_rock_01.htm 「ステップ・イントゥ・リキッド」前回爆音で観たとき死ぬかと思うくらい最高でした。 ニール・ヤング2作も祈願のためにも絶対行こうと思う。
更新死亡中。 とりあえず、もう公開終わりつつあるが、「ニュー・ワールド」は相当素晴らしいです。 見たほうがいいと思います。
都市伝説的な、謎解き系のドキュメンタリーかと思ったが違った。 まっとうで、とても興味深く、面白い、映画であった。 異形のメリーさんが背負っていたものは歴史という切り口で語れる。 というよりも、彼女を媒介に歴史を語りたくなる。 しかしそれ以上に…
「Lost Child.」で彼女が流した涙は観客への感謝でも歌詞に過剰な感情移入をしてでもないと思う。 それは震えのようなものだったと思う。 あの歌詞がそうさせたのではなく、あの言葉の並びが会場を動揺させていた。 歌っている本人のみならず、あの言葉達は…
こういった文科系学園物邦画は近年多々作られているので、どうしても比較をしてしまうものだが。 「かもめ食堂」を見たときに感じたのと同様の停滞感、いまひとつ弾けきれないもったいない印象を受けた。 タイトルからして恋愛が絡むのは映画のテーマの一つ…
マドンナ秋吉久美子、ゲスト五月みどり、松村達雄。 冒頭夢は寅の過去、家出の話。 子供が寅を訪ねてくる、というのはそうきたか、という感じ。 で、子連れで旅をする寅さん、というのも今までなかった。 というわけで、恋愛より、この人情話のウェイトが大…
今一番のエンターテイメント映画。 本作の贅沢さ、楽しませようとする心意気を前にすると、如何に多くの映画が小さく見えることか。 アメリカエンタメ特有の胃もたれはあるものの、役者たちの芸達者振りが有無を言わせない。 ブロードウェイキャストの主演二…
多大なる映像の消費・浪費。 ここまでくると畏敬の念を持つ、偉大な無駄。 可愛い女子を眺めるための映像として、私には機能した。 特に主演ともいえる西門えりかは今後要チェック。
ポスト・ソフィア・コッポラとか言われているようだが、ソフィアよりミランダの方が語り口が流暢。 私はソフィアの映画を観る度に「写真家が撮った映画」って印象なので。 対人関係に不器用すぎる人間達の群像劇ということでいうと、トッド・ソロンズの「ハ…
寅さんmeetsミフネ! マドンナ竹下景子2回目、ゲスト三船敏郎、淡路恵子、赤塚真人。 イッセー尾形やすめけいや笹野高史はポンシュウ同様準レギュラー化。 冒頭は夢ではなく、江戸川の桜咲き乱れる風景。 三船の大根っぷりは山田洋次演出でかなり露わとなる…
マドンナ志穂美悦子、ゲスト長渕剛、有森也実、イッセー尾形、すまけい。 冒頭夢は青い鳥。それがテーマとなっており、寅は志穂の幸せを願う。 といういつものパターンにおおよそ「男はつらいよ」的でない長淵の登場で、なんだか違和感。 旅役者の娘というこ…
もしかすると、今一番観るべき映画はこれかもしれない。 クレイアニメのクオリティの高さは当然のこと、皮肉や世の無常を、残酷さや社会批評を織り込みながら徹底してエンタテインメントである姿勢に、おそらくアカデミー賞は送られた。 また、アカデミー賞…
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこをフィンランドに連れて行き、そこで映画を撮った。 そのまんまなある意味スター映画。 かつての松竹の旅行シリーズみたく「誰々と誰々の組み合わせで何処其処でロケして…」ってな映画。 それ以上でも以下でもない、かな…
で、同じく如何にもアメリカな映画なら、こういうほうが私は好き。 脳みそ緩んじゃってるのかな?最近深刻ぶったの受けつけにくい。 で、ただひたすらケイト・ハドソンがあの天使のような笑顔でニコニコしながら苦しみ頑張る映画。 私はそれで満足なんです、…
幾多の人物のエピソードが重なり高まりクライマックスで大きなうねりを生み出・・・さなかった。 それぞれのエピソードの人物の感情のうねりが幾つかの大事(おおごと)なエピソードに分断されて語られるから、こちらの気の持っていきようが難しい。 サンデ…
観る前はトミー・リー・ジョーンズによるイーストウッド崇拝映画かと思ったが、脚本家ギジェルモ・アリアガの影響色濃く「21グラム [DVD]」を、そして国境警備員の贖罪というところから先日見たキム・ギドク「コースト・ガード [DVD]」を彷彿とさせた。 その…
男女の悲劇的な出会いから再会、好意から欲情に変貌していく恋愛、結婚を経て意地の張り合いになってゆく様を、痛々しい程の激しい台詞のやりとりやぎょっとするような狂気とユーモアを交え、リアルに見つめる。 シュー・ジンレイは強迫観念のように愛を求め…
マドンナ栗原小巻、ゲスト川谷祐三、田中隆三、松井直美、森本毅郎、笹野高史。 冒頭の夢は宇宙飛行士。ロケは伊豆。 それに美保純の家出に「二十四の瞳」を踏まえた展開が絡む。 栗原先生の生徒はアパッチけん、光石研、中島唱子らで、同窓会で集合し自転車…
私はカート・コバーンに何の思い入れも無いんで、というより、ニルヴァーナに遅れてきた世代とでもいいましょうか、ロックを聴き始めた頃にはカートはこの世を去っていたので特別な思い入れを持ちようがない世代なので(とはいえ、同級生達は結構好きと言って…
マドンナ樋口可南子、ゲスト平田満、初井言栄。 松村達雄が平田の教授役。 冒頭の夢は姥捨て山。 タイトル通り、寅はコーチ役に回る定番パターン。 ま、樋口可南子なんて娘くらいの歳だから、それが自然。 関敬六演ずる寅のブラザー、ポン州が、帝釈天で働く…
マドンナ大原麗子、ゲスト米倉斉加年、津島恵子、辰巳柳太郎。 冒頭の夢はギロロと寅次郎博士。 大原は別の人物として二回目のマドンナを演じた初の例。 作品全体としては美保純がとらやの平和を乱すシーンと大原・米倉の夫婦の話が交互にくる感じで、何か物…
2005年はゲイの年だった、と総括したくなる、そんな年だった。 本作がアカデミー最優秀作品賞を獲れば、上手い具合にそんな2005年をまとめることが出来たのだが。 「バッド・エデュケーション [DVD]」「真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディシ…
豚のマクダルは可愛い。 他のキャラクターも可愛い。 しかし、何でこんなに辛辣なんだろう。 これが香港人のユーモアセンス。 可愛いマクダルもおじさんになる、と執拗に言及するあたり。 なんだか香港ってこんな“諦め”ムードに支配されているのだろうか。 …
ジョニー・キャッシュについては「レコード・コレクターズ 2006年 04月号」の萩原健太さんが流石な文章を寄せているので、それを参照のこと。 ディラン・ファンの私だけど、宣伝や映画の中で「ディラン」の名が飛び交うのに冷めるのです。 キャッシュは彼単…
マドンナ中原理恵、渡瀬恒彦、佐藤B作。ロケ盛岡、釧路。 シリーズ初期の、源ちゃん以前の寅さんの舎弟、登=秋野太作と再会。 タコ社長の娘・美保純初登場。 冒頭の夢は東映ヤクザ映画風、 中原は意外にも寅さんに逆らい、リリーさん以来の激しい喧嘩をす…
コースト・ガード [DVD]出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2005/08/26メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (33件) を見る キム・ギドクの映画にチャン・ドンゴンが主演しているというのは、なんだか不思議な感じではある。 とはいえ、チャ…
3MY BOX キャメロン・ディアスパック [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2005/12/21メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 皆で「アルマゲドン」を歌うシーンの馬鹿馬鹿しすぎる幸福感! 私はセ…
マドンナ竹下景子、ゲスト中井貴一、杉田かおる、梅野泰靖、レオナルド熊、石倉三郎、あき竹城、松村達雄。 主題歌の台詞が、二番(?)。 冒頭の夢は偽寅さん。 松村達雄は竹下景子の父、和尚で寅と娘の結婚を望む。 つまりはおいちゃんが二人いる気分。 ここ…