プロデューサーズ/スーザン・ストローマン


今一番のエンターテイメント映画。
本作の贅沢さ、楽しませようとする心意気を前にすると、如何に多くの映画が小さく見えることか。
アメリカエンタメ特有の胃もたれはあるものの、役者たちの芸達者振りが有無を言わせない。
ブロードウェイキャストの主演二人は兎も角、ウィル・フェレルユマ・サーマンがこんなに歌って踊れるとは思わなかった。
ゲイ役の人たちの徹底振りはもはや感動を呼ぶ。
ただ一つ苦言を言えば、“まともな人”が一人もいないことで全体ががちゃがちゃしすぎな印象を持ったということだが、まあ、んなこた余計なお世話というところだろう。