八月の濡れた砂/藤田敏八


長いこと映画観ていなくて鈍っていた感覚を一気に目覚めさせてくれた一本。
ここぞというところですかし、汗と欲望にまみれた若さ。
全く希望を見せてくれないが、こんなもんだろう。
夏の青春映画、といわれれば思い出すだろう。
細かいエピソードの蓄積が、大きな流れを生み出している、かと思えばかわす。
結局流れなんて、何もないのかも知れない。
それでいいんだろうと思わせてくれる映画。