映画館についての愚痴


先の土曜日にオープンしたばかりのシネマート六本木というアジア映画専門シネコンだかに初めて行った。
「韓流シネマ・フェスティバル2006」で上映されるペ・ドゥナ主演の「頑張れ!グムスン」を観るために。


出来るだけ映画は映画館で観ようと思っているので、劇場にまつわることで嫌な思いをすることも、幾度かある。
でも今回ほど気分を害されることはなかった。


まず上映開始から5分程、音声のメイン・チャンネルから音が出ない。
つまりは環境音は流れているのに、台詞が流れない。
字幕が勝手に流れているのだ。
しかも映写室にいる奴はそれに気付かない。


で、中盤、フィルムの巻が変わる時*1、次の巻に繋がらない。
ブチッという音と共に映画が止まる。
数分闇の中待たされる。
で、その失敗した部分の3分程前に戻って上映再開。
例の部分に至る。
また、闇の中。
口の中で「fuck!!!!shit!!!!」という言葉を飲み込む。
あー、ムカつく。


別に映写機の不機嫌に慣れてない訳じゃない。
京都のMOVIX京都で映写不調が起こった時はトラブルを楽しんだし、スクリーンの前に立って「申し訳ありません」挨拶をする従業員を気の毒に思ったりもした*2
要は、従業員がそれに気付くか/どう対応するかが問題なのだ。
音が出ていないトラブルに関しては、私が映写室を振り返った時、映写室の中の奴が頬杖をついてボーっとしてたように見えたんだけど。。。
この瞬間、「あー、この映画館、もう来たくねーなー」と思った。
だから、終映後、優待券をもらったけど、謝罪になってねーよ。
もう、行きたくないんだから。
それより、状況の説明と謝罪のアナウンスを流す、その方がよっぽど大切だと思うんだけど。
何か、なめられた気分だわ。
しかも、今、手元の優待券見たら「期限:4月8日から6月…」って書いてやがる!
なんだよ、同じ映画をもう一回観る、って選択肢が無いわけ?!
FUCK!!


色々あるけど、ま、何が悲しいかって、映画が可哀相なんだよね。
不適切な状態で上映されているのに気付かない、そんな愛の無いスタッフ達の手で商売の道具にされている、のがね。
ま、“映画”を“コンテンツ”なんて呼ぼうとする連中の映画館なんてね、なんつうトバッチリ/理不尽なイチャモン付けられても仕方ないよ。
最近、都内に新しい劇場がバンバン出来てるけど、こんなんでは日本の映画を巡る状況はお先真っ暗ですな。
こんなだったら、ビデオやDVDで観れば良かった、と思ってしまうもの。


はい、こんなに文句ダラダラ書いたので、この話は一旦忘れよう。
と思いますが、イライラしてしまって作品に集中し切れなかった、ってのが正直なところです。

*1:専門的には何ていうんでしょうか?あの、フィルムの右上に穴状の印が出て切り替わるタイミングです。

*2:それにしても、私が出会う映写トラブルはことごとくシネコンで起こっているのは、胡散臭いなァ。私は別にシネコン否定主義って訳じゃないんだけど、気になるところ。