Date Course Pentagon Royal Garden at Shibuya O-East


行って来ました、3時間半のグルーヴ・ヘル。
気持ちよかった、何よりまず。
元々変拍子好きで、最近身体を動かしたい衝動に駆られてた私としては大満足。
パッと聞き、ぐちゃぐちゃなポリリズムの中で身体を動かしている内に、何らかのリズムを身体が選び取っていることに気付く。
そんな身体先行の快感。REPORT FROM IRON MOUNTAIN
DCPRGはその昔、クイック・ジャパンが「凄い」と騒ぎ始めた辺りから気にしていて、2001年の1stもリアルタイムで買っているのだけど、何しろロック文化な私の交友関係では一緒に観に行く人もおらず、去年やっと一緒に行ける面子と知り合ったので初参加した次第。


まずはゲスト、大友良英、SKE、L?K?Oのノイズ・ジャム。
大陸以後、と思わしき方々の顔が引きつって、中には耳を塞いでいる人もいるのを見て、ニヤニヤ。
ここ数年でノイズに開眼した私は時に恍惚、連れも気持ち良くなっていた様子。
やっぱ大友さんの出す音に特に感じてしまう。
30分オーヴァーのノイズ・ヘルの後、いよいよDCPRGの登場。MUSICAL FROM CHAOS2
ロッコ帰りの菊地成孔は今日やたらにコーランのCDを使っていた。
いきなり大好きな「構造5」で持っていかれ、続く「構造と力」からの楽曲の難易度高めなグルーヴに必死についていく。
で、「STAYIN' ALIVE」「Fame」「Hey Joe」の名曲カヴァー3連発の明快なファンクネスに昇天。嗚呼。。。
散々ポリリズムやら乗り難いビートで聴衆に緊張を強いてから、比較的明快なビート、有名なリフで開放感を与える音楽手法を、私は勝手に「ツェッペリン手法*1」と呼んでいるが、まさにそれ。
「Hey Joe」のあのフレーズが出てきた瞬間の恍惚といったら、もう。。。
作戦に見事に嵌る。
手の平で転がされてるなー、と気付きながらも転がされ続ける、この感じ。
もうそれでいい。。。
「CIRCLE/LINE」のテーマが頭にこびりつく。
で、アンコールは菊地のモロッコ土産話少々挟んで、「構造4」「MIRROR BALLS」。
「MIRROR BALLS」の祝祭的な響き。STAIN ALIVE/FAME/PAN-AMERICAN/BEEF STAKE ART FEDERATION 2
病み付きになりそう。
連れと「ヤバイヤバイ」言いながら帰路についた。
馬鹿っぽいけど、そうとしかいえない。
こういった音楽を、この規模で、この年齢層の観客で、TVの生中継入りで、となると唯一無二、代わりは無い。
また、行きます。っていうか、毎晩やってほしい。

*1:レッド・ツェッペリンのライヴで散々「カシミール」や「ブラック・ドッグ」等の変態的な曲をやった後「コミ二ケーション・ブレークダウン」やらのストレート8ビートの曲をやる、「幻惑されて」で傍観するしかない弓弾きを10分程やった後に判り易い高揚感のあるビート、リフが出てくる、などの確信犯なのか天然なのか判らない音楽構成